大スキで大キライ

既婚者同士の恋愛。
辛くて苦しいけど逢いたくて…
毎日、大スキと大キライの間で揺れ動いてます。

シンデレラ・ハネムーン〈後編〉

朝食の後に抱き合った後、バスルームから出た彼が

大阪で買った白のニットと黒のダウンベストを

相当気に入ったらしく


「今日も着ちゃおう❤️

貴女が選んでくれたから

お気に入りになっちゃったよ♫」


ウキウキしながら着ていると…


白のニットの肩に汚れ発見!


ん?

ベージュと赤のシミ…


アタシのファンデとルージュでした😂


酔ってるせいで彼にしなだれかかり

盛大にいちゃいちゃしたからだわ( ;∀;)


ちょっと困っている彼の顔、見たくなかった…


嫁にナイショでクリーニングに出すって事で

話を終わらせたけどテンション下がるわ(T_T)



気を取り直してバッチリメイクを直しました。

3日間メイクは変えました。

アイシャドウとルージュでイメージを変えて。

何故なら彼はアタシの事をいつもガン見してるから。

強烈な視線を感じて彼を見ると

いつも蕩けそうな目でアタシを見てます。

目が合うとニッコリする彼。



そしてチェックアウトをして

最後に挨拶に来るパパカップルを待ちました。



その間、彼に「折角だから大阪らしい物

食べて帰ろっか?」と提案。

串カツかお好み焼き。

どっちにしようか悩んでた彼はお好み焼きをセレクト。

普段のデートではアタシに合わせて炭水化物を

極力、抑えた食事にしてくれてるので

最終日は大好きな炭水化物を食べさせてあげたくて。





そして、沢山のお土産を持って来てくれたパパ達。


奥様が小さな声で

「これをお子様達に」と持たせてくれたのは

ハラダのラスクのXmasバージョン。

優しくて穏やかでとても美しい彼女に気を使わせてしまって

胸が痛みました。


ハラダのラスクとアンリ・シャルパンティエの焼菓子と

小倉山荘のおかき。


パパ達は彼の事を最後まで聞きませんでした。

名前すら。

否定はしないけど積極的に容認もしない姿勢を

2人は最後まで貫きました。


パパはバブル期に彼と同じ業種だったよう。

半年で1000万遊んで使ったとか

イタリアには何度も服を買いに行ったとか

何台も派手な外車を乗り回していたとか

破天荒なパパの話を楽しそうに聞いていた彼。




別の出会いだったら意気投合したのかなぁ?




前夜、彼が立席した時にパパに言われた言葉。


「寝友達(セフレ)だけにしとかなあかんで」


「彼氏、お子さんもおるゆうてたやん」


「それ以上になったらあかんで」





アタシ達は将来を約束した訳ではない。


「好きな人が出来たからと言って

家族を捨てる訳にはいかない。

貴女との再会を待たずに結婚した事を悔やんでる。

貴女を選ぶ事が出来なくてゴメンね」


そう彼にハッキリ言われた事もありました。



「そんなん当たり前やんか!

安心してよ〜(笑)」


パパにそう答えるしかありませんでした。

だって、その通りだから。




パパ達と別れ、

行きたかった「水曜日のアリス」へ。


かなりヤバげな場所にあるお店🤣

諸々の問題でこう言う所でしか営業出来ないんだろうなぁ。


ゴスロリファッションの若い女の子達が沢山いる狭い店内。

浮きまくってる彼…

シュールや(笑)


彼はサリバドール・ダリの「記憶の固執」に

出て来る溶けたリアル時計をセレクト。




箱がポップアップになってるバームクーヘンを

彼が発見。


「コレいいなぁ♫

俺、コレ買おう。貴女もいる?」


アタシは言わずと知れたアリスファン。

大好きだし、欲しいけど…

女の子が好きなデザイン。

彼のお子さん2人は女の子。

モロにお土産なんだなぁと思うと泣きそうで💦

けどアタシだってバームクーヘン食べないし

きっと長女のお土産になる。


アリスのポーチとバームクーヘンを彼に買って貰って

駐車場に置きに帰って荷物の整理して。

アタシはヤケクソでパパに貰った

ハラダのXmasバージョンのラスクも

「ご家族にどうぞ」と彼に一つあげました。



ああ…なんて哀しくて切ないアタシ達の関係なんだろう。




その後、道頓堀近くの人気のお好み焼き屋さんへ。

開店前から沢山の人が行列を作ってました。




ギリギリ入れたし、すっごく美味しかった❤️

アタシは殆ど食べずに猫舌の彼が美味しそうに

食べてるのを幸せな気持ちで眺めてました。


グリコサインの前で彼と写真を撮ったら

後ろ髪を引かれる想いで大阪を跡にしました。



高速を走りながらアクビ連発の彼。


いやいや…アタシなんかオメーのいびきのせいで

寝てねーからな!


アクビを嚙み殺しながら

「運転出来なくてゴメンね」と言いながら

面白そうな話題をいくつか振り…


淡路のSAで観覧車に乗りました。



全体の中で4台しかないスケルトン仕様で。

テンション上がって「アタリだー!」と

キャッキャと騒いでいたら

冷静になれば椅子部分からの透け感にビビりまくる高所恐怖症の2人(笑)

「アタリと思ったら大ハズレじゃん」と大笑い。


スタバでコーヒーを買っていざ地元へ。


結構スピードを出す彼の運転。

17:00には地元へ着いてしまいました。


夕食も共にしようと思っていたので

夫には20:00に帰宅する旨を伝えていたのです。

「それは早く帰る訳にはいかないね」

と彼は気を使ってくれて。


いつも行く遠くの海鮮焼きのお店に行ってくれました。

大阪で食べたハマグリの偽物の文句を言ってた

アタシへのリベンジだったらしく…

めちゃくちゃ美味しくて彼に感謝❤️


まだまだ時間が余ってしまい💦

彼は散々運転したのに更に海辺にドライブに連れて行ってくれました。

ずっと繋いだ手に

「好きだよ。大好き❤」と沢山のキスをくれて。


「2泊3日の時間があっと言う間で5分くらいだったよ」との彼の言葉に

アタシはとても感傷的になってしまいました。


ずっと涙を堪えていたら

海辺を散歩しようと言ってくれて。


ウッドデッキがある浜辺を手を繋いで

ゆっくりゆっくり歩きました。

アタシのヒールが木の隙間にハマる度に

彼は笑ってアタシにキスをして…

真っ暗な浜辺にほんの少しだけのライト。

ザザーンと打ち返す波の静かな音に

アタシのパンプスのヒールの音だけが響いて。


車に戻り

アタシの家の付近に近付き…


沢山の荷物を心配した彼は

「最寄りの駅で降ろそうか?

タクシーに荷物を乗せて家の前に行けば

貴女がしんどくないでしょ?」



「俺が家の前に行く訳にはいかないから」




シンデレラの魔法が消えるのは

あと、僅か。




馬車がカボチャに戻る時間。




「ううん。

タクシーには乗りたくないの。

重くても平気だからいつもの場所にお願い」




背筋をピンと伸ばし、

持ち切れないほどの沢山のお土産と

キャリーバッグをガラガラと音を立てる事もせず

静かに彼の車から立ち去りました。

彼の前でそんな素振りは見せたくありませんでした。






ーーガチャリーー






玄関のドアが閉まって

シンデレラの魔法は解けて

お母さんのアタシに戻りました。



「ただいまー!

ゴメンねー!遅くなってー。

沢山お土産あるよー!」






その後も彼と沢山やり取りして

沢山の愛を貰いました。



翌朝はゴルフで、夜は飲み会の彼。



朝から「おはよう。もう逢いたい(笑)」と。


さっき、飲み会中の彼から


「貴女が隣に居ない事に違和感を感じてるよ」

「早く逢いたい」


とのメッセに泣いてしまったアタシ。











また、シンデレラの時間を作ったら付き合ってね❤️

アタシの王子様✨









ネバーエンディングストーリーの様に

長い長い日記を最後までお読み下さいました方、

ホントにありがとうございましたm(__)m

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。